家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

ベンディングプロセス

ベンディングプロセス 1:材をセットする スチーマーから取り出した材料は、ストラップとの間に汚れ止めの薄い板(1.5mm 前後)を挟んで、速やかにベンディングハンドルにセットし、フォーマーと材料のマークを合わせ、二本の楔を同じ玄翁で叩いてきつく固定します。材料とハンドルのエンドブロックの隙間は0〜5mm 位なら問題ないと思います。広い場合はスペーサーを挟みます。
楔は後で逆から叩いて取り外しやすいよう、先端をカットしておきます。

ベンディングプロセス 2:曲げ始める 材料をセットしたら直ちに曲げ始めます。左右均等に、ベース面と水平に、そして、ハンドルがねじれないよう注意しながら、素早く曲げていきます。
材料の直線部分をかなり取っているかと思いますが、この部分が短いと太い材を曲げる場合は負担が大きく、曲がるより先にハンドルとの接触部から折れ曲がり上手くいきません。無駄なようですが、この長さが必要なのです。ただし、細い材料の場合は、直線部が曲がってしまいますが問題ありません。

ベンディングプロセス 3:曲げ終わり 曲げ終わったら、バークランプで固定します。この材料はホワイトオークです。サイズ:35×25mm のアームレスト用です。このときには、途中でハンドルから材料が外れたりしたものですから、冷えて硬くなり、片側三人がかりで曲げています。この位のサイズでも35mm 側を横にして(上にして)曲げるのは結構大変になってきます。
クランプで固定した後、楔を取り外してフォーマーから外します。

ベンディングプロセス 4:固定して冷却 曲げ終わってクランプで固定されたものです。一晩このまま放置します。しかし、常温まで冷えれば可塑性はなくなってきますから、ベンディングハンドルは外すことは可能です。真冬ですと、屋外に出せばすぐに冷えますから、ハンドルから外すまでの時間は短くてすみます。
外すのが早すぎると、割れが入ったり、スプリングバックが生じたりしますから注意が必要です。

ベンディングプロセス 5:乾燥 うまく曲がった材料です。ベンディングハンドルを外した後、湿度でスプリングバックが出ないように紐で縛っています。このまま乾燥します。
工房では、天井近くに吊るしておけば、およそ一週間ほどで使えると思います。
塗装用のブースですと50〜60度C位の温風を一晩当てますと十分乾燥します。この場合、注意しなければ、ネガティブスプリングバック(逆に曲がりすぎる)が発生する可能性があります。
写真はマレーシアで行った曲げ加工の講習会のときのものです。

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