家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

スプリントの座編み

■手順 1

スプリントの座編み 1 紙や藤のテープ(ファイバースプリント)を使用した座張りの方法を紹介します。国内で手に入る藤のテープや、アッシュ、オーク、ヒッコリーなどのテープを海外から取り寄せて用いることも可能です。それらの天然素材を用いる場合は、張り始める前に30分位水に浸けて柔らかくし、巻き易くします。ファイバースプリントは紙製ですから水に浸けてはいけません。

巻き始めはスプリントの端を見えにくいサイドレール内側の後脚に近い部分に釘止めして固定するか、適当な所に粘着テープで固定し、縦(前後)方向に巻いていきます。このとき、シートレールとの間に直径二センチ位の丸棒などを通しておきます。巻き始めを粘着テープで固定した場合は、最後に粘着テープを外して張り終えたシートに織り込みます。
スプリントを途中で継ぎ足すときは、目立たないようにシートの裏面で行います。10センチ前後スプリント同士を重ね、重なりの両端を粘着テープかホッチキス (ステープル) で固定します。ただし、材質はかなり硬いので、普通のステープルでは通りません。繋いだ後は構わずそのまま編んでいきます。

■手順 2

スプリントの座編み 2 縦方向を巻き終えましたら、そのまま連続して横張りへ入っていきます。後ろでターンします。最後の縦スプリントを横へずらしてターンし、ターン後、最後の縦スプリントを元に戻しておきます。つまり、後シートレール部だけスプリントが二重になることになります。連続して横張りを行わないで、横は横で固定しても構いません。直線になるよう注意しながら編んでいきます。ここでは、上3、下2 のヘリンボーンで張っています。下面も同じように編んでいきます(下面はパターンを変えてもまったく構いません)。
横張りが半分くらい終わりましたら、両サイドの三角ゾーンに縦スプリントを挿入します。上から刺し込み、下へ回します。内側から外側へ、横編みが進む毎に挿入していきます。

■手順 3

スプリントの座編み 3 横方向の編みが終わりましたら、粘着テープでフレームに止めておいた編み始めのスプリントを外して下面に編み込みます。見えている繋いだ部分のステープルや粘着テープを取り除き、余分なスプリントをカットして完成です。藤のスプリントなどを用いた場合は、バーナーなどで余分なヒゲやバリを焼いて取り除きます。仕上げは、好みによってオイルフィニッシュ用のオイルなどを塗っても良いでしょう。私は無塗装で使用しています。
注意点として、シートの形状が台形の場合は、横方向のスプリントと、サイドシートレールとの馴染みが悪いので、あまり広幅のスプリントを用いない方が良いでしょう。私が購入したファイバースプリントは約13mm(1/2インチ) 幅ですが、もう少し細くても良いかなと思っています。Frank's Cane & Rush Supply では3、5、9mm のスプリントも扱っています。