パワー ツイスト ベルト
WT300のインバータ化と同時に装着した「パワー ツイスト ベルト」。
米国製ベルトです。「T's 韓国日記」のMさんに頂いたものです。
振動が減少するという、お薦めの製品でした。
実際に使用した所、振動・騒音共に減少、従来のV-ベルトに比べ、相当静かになりました。
プーリ同士の平行が出ていない、適正なテンションで張られていない等の原因によって、振動や騒音が発生し、それはベルトの寿命をも低下させます。
パワー ツイスト ベルトは、ポリエステル繊維で補強されたウレタンエラストマー製の短いリンクにより構成されています。
そのため、非常に振動、騒音が発生しにくい構造のベルトです。
また、平行が出ていない等の振動発生原因が有るような状態でも、リンク構造により、それを吸収することができます。
以下は、今回のインバータ化による旋盤の低振動、低騒音化プロセスです。
・旋盤テーブル甲板の補強による共振の減少。
・五月蝿(うるさ)いオリジナルの中国製単相モータから、国産三相モータへの変更による低騒音化。
・インバーターのセッティング変更による、モータ音の減少。
・そして、最後が「パワー ツイスト ベルト」による振動と騒音の減少です。
これにより、オリジナルモータで使用していたときに比べ、振動、騒音が劇的に下がりました。
通常回転数(通常と言っていいのか判りませんが、オリジナルプーリの中間位置(3段目)での回転数)は約1500回転。
この回転数だと、低騒音、低振動のため、まったく不安感がありません。
現在(2014/05)アメリカでは、このタイプのベルトは3社(主な所)から市販されているのを確認しました。
様々なバリエーションがあります。
以下、商品名と供給先、及び規格です。
「PowerTwist belts」は、「Fenner Drives」から。
「Accu Link belts」は、「Jason Industrial」から。
「Thoro Twist V-belt」は、「Carlisle」から。
ベルト幅(Top width) | Profile size, Replaces |
---|---|
3/8(Inch) | 3L、O (Oは、Carlisleで表示されている規格) |
1/2(Inch) | 4L、A |