ファス テーブル (ウォールナット)
FS-t-walnut
ファス テーブル (ウォールナット)正面部分です。
このテーブルも、神社、仏閣様式をベースに、日本の伝統様式を摸索し、形にしたものです。
日本の伝統様式を摸索、標榜するといっても、それが色濃く漂っていれば良いという訳ではなく、仄かに香る、
或は、観念として基本を形成している、という所まで昇華したいわけです。
正面の幕板は、フレームとの縁を切り、隙間を設けてありますが、前述のコンセプトに従い、空気感や、風通しの良さを表現しています。
幕板の奥に見える、黒っぽい部品は、「駒留」のコマに準ずる部品です。
目につく所ではありませんが、この形状は、仏教建築の「肘木」のイメージから来ています。
「駒留」に関する詳しい説明は、「駒留」のページをご覧ください。