昇降盤の柄取装置を利用したディスクサンダー
昇降盤の柄取装置を利用したディスクサンダーです。サンドペーパーは手軽に入手できる一般的なシート状のもの(9×11インチ) を利用します。ベニアを丸く切り抜き、その両面にスプレー糊(剥がせるタイプのもの)でサンドペーパーを貼り付けます。糊は付けすぎないほうが容易にペーパーを剥がせます。研磨面が少なくなるので鋸押え(まんじゅう)は用いません。
最初にシャフトに鋸押えを入れ、続いてサンディング ディスク、最後にロックナットで固定します。定盤はベニアで作ります。高さを下げ、サンディング面積を広く取るために、ロックナットを逃がすための「逃げ」加工をルーターで行ないます。
定番の位置決めは、柄取装置の定規用の溝に合わせた細い木片を定盤の裏に固定します。外注加工すれば、完全フラットなディスクが可能ですが、チープで、手っ取り早い自作においては、ロックナットエリアは見逃せる範囲だと思います。重宝します。
なお、丸く切り抜いたベニアは、柄取装置に取り付けてサンドペーパーなどで仕上げますと奇麗な円になります。
余談です。最近はグラインダーの価格も随分下がりましたが、昔はグラインダーもなかなか買えませんでした。私が居た木工所でも、最初は柄取り装置にシャフト径1インチの砥石を取り付けて使用していました。