家具制作鯛工房

モダンでシンプルな家具を制作する家具椅子工房です

先三角タイプ木工用錐

九州木工通信No.40号で木工用キリのことを書きました(現在市販されているキリはクリックボールとの兼用で先端部が深目でパワードリルで使うには切り込みが激しく危険である-というようなことを書いた)。実はその時に、木工用キリの製造元の一つである小林ギムネの第二工場に問い合せをしました。
つまり、現在の兼用キリは先端部が深目で使いづらいのですが、浅目タイプは販売の予定はないのですかというような質問です。そのような予定はないというようなことだったのですが、私の言い方がいけなかったのでしょう。今回、確認したい事柄があり、再度連絡を取ってお話を聞くと、先端部にネジを切っていないタイプの木工用キリの製造は、以前よりおこなっているということです。

先三角タイプ木工用錐 木工用キリは、直径3mm~36mm まで 0.5mm ピッチで先端ネジタイプと、ネジを切ってない先端三角タイプの製造を行なっており、在庫もあります。注文によって出荷しているそうです。ホームセンターなどでは売られていないので馴染みはありませんが、ということだそうです。
注文の場合は先三角タイプの木工用キリといえばいいそうです。ただし、ショートタイプしかないそうです(ショートタイプの具体的な長さは未確認)。

使用した感じでは、先端が短いため、ポイントが見えにくいという弱点がありますが、材の厚みぎりぎりまで深く穴を開けたい場合は、兼用キリの先端をヤスリで削り落として使用するよりずっと便利です。通常の使用では、先端が見易いので、先の長いタイプの方が使いやすいと思います。

木工用キリは国内では、主に三社が製造をおこなっているそうです。小林ギムネ製作所以外の製造所に関しては確認は取っていませんので判りません…。

■(株)小林ギムネ製作所 第二工場
〒673-04 兵庫県三木市別所町東這田 722-47 / TEL: 0794-82-3233