半径の判らない円弧の半径と中心の求め方
半径も分らない独立した円弧があり、その中心を求めたい場合があります。例えば、椅子の原寸検討図面での「R」の中心位置などです。その円弧の半径と中心の求め方を紹介します。といいましても、ピタゴラスの定理を用いれば容易に導くことができる式です。
求めたい円弧の半径を X とします。円弧の幅を W とし、高さを H とします。求める X はピタゴラスの定理から上の式のようになります。これを展開したものが下の式です。
この X を半径 R として、円弧の両端から円を描き、その交点 C が円弧の中心です。