椅子作り開始
宿は、安ホテルアパートメント。
狭いが、レンジ、冷蔵庫、テーブルが付いているので助かります。
簡単な朝食を摂って出かけます。
このホテルには、きちんとしたレセプションがありません。
スタッフの居る時間が限られているので、チェックインは不便ですが、出入口にも鍵が有り、関係者以外ホテル内部に入ることができないので安心です。
陰鬱な曇空の下、時代建築物の並ぶ朝の通りは人通りも少なく、それほど活発な感じを受けません。
しかし、看板の少ない落ち着いた町並みは、本当にいいと思います。
先ずは、コーヒーを飲みにショップへ。
時間は充分ではない筈ですが、皆さん、朝は余裕。
日本と違い、集合、挨拶、自己紹介 等々の堅苦しい議事進行は無し。
勝手に集まり、挨拶をし、適当にお茶を飲み、仕事に入る者は入るという具合です。
つまり、全ては自己責任の世界なのです。
「ボチボチ仕事始めないとマズいんじゃない?」などという、日本式お節介は皆無です。
図面だけは、CADで書いて持って来たのですが、道具は一切ありません。
全ては、他の参加者から、借りて作ります(了承済)。
メーカーから、様々な部品が来ていましたが、使えるものが、あまりありません。
使える座面もありません。
事前に頼んでいた、曲げパーツ2種類が有るのみです。
取り敢えず、アームボウ、バックボウを仕上げることにしました。
使える座面が無いので、次の日の朝イチに、椅子メーカーに図面を送り、材料から切り出した状態の座面を送ってもらう事にしました。
心配したスタッフが、メーカーに問い合わせ、座面発送OKの確認をしてくれたのです。
画像は、届いた座面とパーツ類。
座面は、木目の向きが予想と違いました。きちんと指定しなかったのがいけませんでした。
以前、3Dモデリングで描いた椅子画像を送っていたのですが、その椅子用のパーツも送って来たのです。
これは大変ラッキーでした。
ただ、予想しない問題があったのです。