ホルベイン製関連商品について
コーパル、ダンマルなどの天然樹脂をはじめ、リンシードオイル、ポピーオイル(注1)などの天然油脂、テレピン、アルファピネン、ラベンダーオイルなどの天然溶剤、蜜蝋など、ホルベイン工業から画材として売られています。ロジンはマツヤニとして薬局や画材店で入手できます。画材はやや高価ですが、入手困難な素材の手っ取り早い購入にはいいかと思います。特にコーパル、ダンマルなど、他ではなかなか入手は困難です。
オイルへの天然樹脂の添加は、塗装面の光沢や深みを増すこと、塗膜の硬度向上につながります。テーブルなど家具の種類や、塗料の粘度などによってかわってくると思います。混入される場合は、各自ためしながら添加量を決定していく必要があります。
■ホルベイン製関連商品
PG-501 | 蜜蝋 | 90g(*) |
PG-503 | ダンマルガム | 100g(*) |
PG-505 | コーパルガム(注2) | 100g(*) |
PG-520 | アルファピネン(注3) | 180ml |
O5-27 | ラベンダーオイル(注4) | 55ml |
O5-18 | リンシードオイル | 180ml |
PG-518 | ダンマルワニス | 200ml |
(*)=1kg 入りもあり。 |
注1)ポピーオイル
ケシの種から抽出されるオイル。乾燥性はリンシードオイルより早いようだが、黄変性は少い。
注2)コーパルガム(ホルベイン製)
常温でも乾性油に溶解するよう、熱処理をほどこしてある。
注3)アルファピネン(α-Pinene)
テレピン油の主成分で、およそ80% を占める。テレピンよりやや乾きが早く、溶剤、香料、医薬品などに用途がある。オイル仕上げの場合、特にアルファピネンを用いる必然性は感じられないが。
注4)ラベンダーオイル(ホルベイン製)
フランス地方のラベンデュラ・スピカより蒸留し得られた揮発油。テレピンより沸点が高く、揮発が緩やか。溶解力は強く、防腐作用がある。沸点170~200℃。