作業台について 2
大分県湯布院町の木工家、熊沢氏の作業台を紹介いたします。ポイントはバイスです。押さえ板を二つのシャフトで締めるタイプのものを取り付けています。このシャフト部は熊沢氏が設計し、職業訓練校で特別に作ってもらったものです。シャフトにはスラストベアリングが挿入されており完璧なものとなっています。
設計意図として熊沢氏のお話では、バイスは締まり具合の良い、2点で締めるタイプのものを取り付けたかったとのことです。バイスにはシャフトを逃がす長穴が縦に開けられた薄板が挟まれており、これを持ち上げてカンナ削りの際のストッパーにするそうです。
本体サイズは、1900×900×750(H)。
鉋削り作業に関していえば、作業台高さには高いほうがいいという方と、低いほうがいいという方がいます。熊沢氏はJIS作業用机の規格位の方がいいのではとおっしゃっていました。
現在シャフトにバーサルジョイントを内蔵し、斜めに締まるバイスユニットを木工機械屋さんと開発中だそうです。関心のある方は以下ヘお問い合わせください。
■(有) 木栄商会
大分県別府市北石垣春木 Tel:0977-24-1515